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高齢者の住みよい街を目指して!シニアタウンについて知る!

定年後のスローライフ社会の高齢化が進むのに併せて、高齢者たちの住まいをいかに確保するのかというのが社会の大きな課題となってきました。

身体が衰えたり、認知症になったりして介護が必要になってくると、一般的な住宅では十分なケアができない状況というのが出てきてしまいます。

スムーズに老人ホームや介護施設に入居できれば良いのですが、待機老人の問題などからもわかるように、希望者のすべてがこれらの施設に入居するというのは現実的に難しいことのようです。

このような状況をうけて、政府も予算を組んで、施設の増設・増床などに取り組んでいます。

こういった流れの中、注目を集めているのが、『シニアタウン』とよばれる、高齢者のためのコミュニティ、高齢者のための街です。

 

日本でも徐々に広がりを見せる高齢者コミュニティ

シニアタウンとは?

シニアタウンとは、米国を中心に広がりをみせた高齢者向けコミュニティの総称です。

詳細はコミュニティによりさまざまですが、一般的なシニアタウンの特徴としては、55歳以上の健康的かつ活動的な人たちが集まることで形成された、高齢者による高齢者のための街のことを言います。

シニアタウンと呼ばれるコミュニティの中には、「アクティブ・リタイアメント・コミュニティ(ARC)」や「シニア・コミュニティ(SC)」、「コンティニューイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ(CCRC)」などと呼ばれるものもあります。

それぞれを明確に区別することは困難ですが、傾向としては、ACRが定年退職後の第二の人生として、アクティブシニアが楽しむことができるカフェやレジャー施設などを備えているコミュニティで、CCRCは介護施設や医療施設を併設することで、「コンティニューイング」、つまり生活の「継続性」を重視したコミュニティだと見ることもできます。

このうち「コンティニューイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ(CCRC)」については別記事にてご紹介しましたね。

参考:日本でも拡大するリタイアメントコミュニティの流れ。日本版CCRCは成功するのか?

米国を中心に発展してきたシニアタウン、リタイアメントコミュニティという概念ですが、日本国内においても近年注目を集めており、今後の展開に期待が集まります。

 

日本におけるシニアタウンの例

千葉県千葉市稲毛区にある『スマートコミュニティ稲毛』

スマートコミュニティ稲毛は、千葉市稲毛区にある日本最大級のシニアタウンです。

高齢者向けの分譲マンションに大型コミュニティ施設が併設。レストランやフィットネスジム、カフェやバーにアトリエなどなど、アクティブシニアが第二の人生を謳歌することができる環境が整っています。

エリア内に居宅介護支援事業所があり、常勤のケアマネージャーがケアプランの作成や近隣の医療機関、介護施設と連携していますので、老後のケアも安心です。

福岡県朝倉市の『美奈宜の杜(みなぎのもり)』

温泉やゴルフといった自然の中のリゾートを満喫できる環境でゆったりとした老後を過ごすことができる美奈宜の杜。

福岡市内から車で45分、朝倉市街地までも車で十分程度というアクセスの良さも魅力です。

この街が掲げるキャッチコピーは「ほどよいスローライフ」。自然の安らぎと都市部の利便性が適度に融和した、美奈宜の杜ならではのキャッチコピーだといえるでしょう。

 

シニアタウンと大学が連携? カレッジリンク型コミュニテイ!

シニアタウンの中には、大学敷地内に併設することで、多世代間の交流を図ったものもあります。

このカレッジリンク型のシニアタウンにおいては、住民である高齢者たちは若者たちと共に大学に通い、専門的な講義を受けたり、各種イベントに参加したりすることもできます。

多くの人と交流したり、生涯的な学習を通じて脳を活発にさせることは認知症予防としても効果的であり、シニアタウンの本場である米国では、既に多くのカレッジリンク型コミュニティが誕生しています。

日本でも限定的ではありますが、「クラブ・アンクラージュ御影」がカレッジリンク型のシニア向け住宅として関西大学として提携しており、居住者たちの学習・交流の場として大学が利用されています。

学生たちも施設スタッフとして働くことで、居住者たちが出資した奨学金を受けることができるなど、双方にとってメリットのある提携となっているそうです。

日本版CCRCでも、このカレッジリンク型のコミュニティを採用しようという話もありますし、今後の展開に注目が集まります。

公開日:2016年1月20日  カテゴリー: | 関連キーワード: ,

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