特に昨年以降はマイナンバーがらみの詐欺が増加しており、一層の注意が必要です。
従来のマイナンバー詐欺では、犯人グループが電話を掛けてきて、「マイナンバーの発行には料金が必要だ。今すぐ振り込んでほしい」「マイナンバー情報が流出した。情報を消去して再発行する必要があるので、お金を払ってほしい」などと金銭をだまし取ろうとするパターンが大多数を占めていました。
ところが、最近では犯人グループが直接高齢者宅に訪れて詐欺行為を行う「訪問型」の手口が急増しているとのことです。
本日は、この訪問型のマイナンバー詐欺についての説明と注意喚起をさせて頂きたいと思います。
訪問型マイナンバー詐欺の手口はこうです。
スーツを着て公務員を装った犯人グループが高齢者宅を訪れ、
などと騙って、金銭を騙し取ろうとするそうです。
この際、犯人グループは役所の人間や、学校関係者などの公的機関の人間を装って訪問してくるとのこと。
詐欺行為を働くような人間がどうどうと人前に姿を現すなんて……と、意外に思われる方もいるかもしれませんが、まさにそれが犯人たちの狙いです。
対面による安心感と、5000円~20000円弱という少額の請求のため、ついつい払ってしまうお年寄りが増えているのだとか。
中には金銭要求を行うことなく、マイナンバーの確認や家族構成の確認だけを行って帰る場合もあるそうですが、この場合においても回答に応じてはいけません。
こうした聞き出し行為は、振り込め詐欺を行うための事前調査である可能性が高いからです。
もし、最近、家族構成の調査を受けたぞという方がいらっしゃる場合は、振り込め詐欺に遭われる可能性がありますので、より一層の注意を払ってください。
さまざまな手口が出ているマイナンバー詐欺ですが、
という点を抑えておけば安心でしょう。
要するに、マイナンバーをだしに金銭を要求するような電話・訪問はすべて詐欺だと考えて大丈夫です。
もしマイナンンバー絡みで判断に迷うような電話・訪問があった場合は、ただちに国のマイナンバー相談窓口か、最寄の警察の相談窓口にご相談ください。
マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
詳細は政府のマイナンバー問い合わせページまで
電話・訪問対応時は、意外と冷静さを失っているものです。
慌ててその場で判断を下さずに、いったんその場を離れて第三者の意見を仰ぐようにされてください。