「運動習慣を身に付けることによる筋力・体力のアップ」は、介護予防における大きな目的の一つです。
しかしながら、高齢者が無理なく行える運動というのは限られています。無理な運動をしたことで、ケガなどしてしまっては元も子もありません。
無理な運動による事故を防ぐには、お住まいのエリアの地域包括支援センターにご相談いただき、保健師やケアマネジャー、社会福祉士などの専門家の指導のもと、運動を行っていただくのが一番です。
高齢者福祉のプロの方たちが、ご利用者様の生活習慣や体力などを確認したうえで、最適なケアプランや運動メニューを設計してくれることでしょう。
「何もそこまでしなくても」「あれもこれも人に指示されるのは嫌」という方は、県や市が提供している介護予防マニュアルを元に、ご自身(あるいはご家族などの身近な介助者の方)で簡易的なケアプランを作られてみるのはいかがでしょうか?
この記事では、さまざまな県や市が提供している介護予防のための各種体操に関する情報をまとめさせていただきました。
皆様のケアプラン作成の一助になれば幸いでございます。
大阪府堺市が作成した体操は「堺コッカラ体操」です。
ホームページには、動画のリンクだけでなく、基本の動きが文字と写真で記載されているため、とても分かりと思います。
また、1つ1つの動作は簡単ですが、組み合わせによって難易度を変えることが出来ることも特徴です。
1人で行うことも、複数人で行うことも可能となっているため、ご近所の方と一緒に行うのもいいかもしれませんね。
「元気な高齢者はさらにいきいきと!介護が必要になった方も再び元気に!」をテーマに、大分県のホームページにて紹介されている体操です。
体力に自信がない方から自身のある方まで対応できるよう3段階のステップに分かれていて取り組みやすいように考えられています。
Youtubeにて体操のやり方を説明した動画が公開されているのもポイント!
福島県の本宮市が紹介するのは「いきいき百歳体操」です。
おもりを使った体操で「準備体操編」「筋力運動編」「整理体操編」の3種類からなります。
おもりを使うということで敷居が高いと感じられる方もおられるかもしれませんが、おもりの重さを調整することで、どなたでも挑戦していただける体操となっています。
もちろん、おもりを使わずに動作だけ真似ても大丈夫。紹介動画が公開されていますので、初めてされる方でも安心です。
大阪府は河内長野市より、モックル介護予防体操です。
「立って」「椅子に座って」「床の上で」「口の体操」という4種類の体操が用意されており、そのそれぞれに解説用の動画がついております。
注目すべきは「口の体操」!
口周りの筋肉は衰えやすく、さらに衰えることで「唾液量の低下」「咀嚼力の低下」などの様々な問題を引き起こします。
介護予防において、口周りのケアは重要とされていますので、ぜひ積極的に取り組まれてください!
こちらは島根県の出雲市が公開している「家庭でできる介護予防体操」です。
ストレッチ体操と筋力向上体操の2つがあり、さらにそれぞれの体操に椅子で行うパターンと床で行うパターンの2種類が用意されています。
目的・環境に応じて、行える体操を選択できる点は良いですね!
介護予防に関すること(家トレ・CMタオル体操・しあわせ体操など)
上記は福岡県古賀市が、出前講座で使用している資料や動画を紹介しているページとなります。
テレビのコマーシャルを見ている間にできるという触れ込みの「CMタオル体操」、「幸せなら手をたたこう」の替え歌に合わせて身体を動かす「しあわせ体操」などなど、他にはないユニークな体操が盛りだくさん。
各体操には、実際に体操を行っている風景を撮影した動画がついており参考になります。
介護予防体操で健康な身体を手に入れることは、とても素晴らしいことです。
しかしながら、どれだけ日頃健康に気を使っていたとしても、事故・病気というのは前触れなく貴方に襲い掛かります。
そんな「もしも」のときの備えに見守りサービスのご利用をご検討されてはいかがでしょうか?
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