そんな見守りサービスの魅力をお伝えするための連載企画、『こんな見守りサービスがあったのか!?』も今回で3回目となります。
今回紹介する見守りサービスは、一風変わったフォトスタンド型の見守りサービス『ミマモリエ』です。
スタンド型の見守りセンサーにお好きな写真を飾ることができるこのサービス。
大切なご家族の写真を飾れば、見守りの安心感もひとしおでしょうね。
『ミマモリエ』の最大の特徴は、その見守りセンサーにあります。
フォトスタンド型の見守りセンサーにモーションセンサーと室温センサーを装備。
形状の意外性もさることながら、一般的なモーションセンサーに加えて、室温センサーも備えている点が高ポイントです。
クーラー嫌いの高齢者が熱中症にかかり病院に緊急搬送されるという事例が後を絶たない昨今、室温の確認ができるというのは、まさにかゆいところに手が届く見守りサービスといった感じです。
モニタリングした室温については、日々の定期メールで見守るご家族に連絡されます。
室温データを知ることで、「最近暑くなってきているからクーラー付けなきゃだめよ?」「水分補給はしっかりね?」といった家族の会話のきっかけにすることも出来そうですね。
室温以外にも、モーションセンサーが一定時間活動を検出しない・普段の起床時間になっても起床を確認できないなどの場合には、警告として緊急連絡メールが配信される仕組みとなっています。
センサー見守りのツボは、きちんと押さえている感じですね。
センサー型見守りというと、「工事が大変なのでは?」「利用料金が高いのでは?」と不安に感じられる方も多いのではないでしょうか?
本日紹介した『ミマモリエ』ならば、そんなものは無用の心配。
設置はかんたん3ステップ。
たったのこれだけです。
料金もお手頃価格の月額3900円(登録料別)となっており、続けやすい価格設定となっていますね。
一般的なカメラやセンサーを用いた見守りサービスでは、「監視されているようで窮屈」「自分が信用されていないようで不満」といった感想を抱かれるご高齢者さまが一定数いらっしゃるのですが、この『ミマモリエ』はセンサーをフォトスタンドに組み込むことで、「監視されている感」の軽減に成功しているように思えます。
このサービスに限った話ではないですが、これからの見守りサービスを考える上で重要となってくるキーワードは、「プライバシー配慮」と「安心感」だと思います。
私自身、日々さまざまな見守りサービスの調査・比較を行っていますが、ここ最近登場した見守りサービスについては、特に上記2つのキーワードを意識しているように感じますね。
機械的側面に焦点をあてれば、どこのメーカーも機械を小型化したり、形状を工夫することで監視カメラ感をなくすことに尽力していますし、取得した見守りデータをソフトウェア処理を行うことで、必要なデータだけを外部に送信するタイプの見守り機器も登場しています。
一方、人間的側面に目を向ければ、見守られる側(高齢者)と見守る側(家族)のコミュニケーション促進を目指した見守りサービスが増えてきています。ただ検知データを送信するだけではなく、その検知データが家族間の会話のきっかけになる。それが結果として利用者の「安心」に繋がる。そんな見守りサービスが人気を集めているように思えます。
社会の高齢化による需要増加と、IT技術の発展によって、これからもさまざまな見守りサービスが登場するかと思います。
当サイトでも引き続き、見守りサービスの魅力や有益な新サービス情報を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。