在宅介護事業やサービス付き高齢者向け住宅運営事業を手掛ける『株式会社やさしい手』は、新たにGPSを活用した安否確認機器、『いまどこちゃんサービス』を提供することを発表しました。
『いまどこちゃんサービス』は、同社が提供中のIoT機器を用いた生活支援サービスの一環として提供がスタートしたサービスであり、小型のGPS端末を利用することで徘徊高齢者の位置情報をPC・スマホなどから確認、高齢者の迅速な発見・保護を実現するための見守りサービスです。
GPS機器のレンタルといった形で提供されるこのサービス。
GPSを活用した安否確認サービス自体は、すでに多くの他企業が取り組み済みですが、そこは各種介護事業を手かげている『やさしい手』というべきでしょうか。各種オプションサービスが充実しており、他サービスとの差別化が図られています。
利用者自身が位置検索を行うのが困難な場合に、コールセンターに連絡することで代理で位置検索をしてくれるサービスや、GPS機器のバッテリー残量を通知してくれるサービス。さらにはGPS機器を内蔵可能な専用シューズの提供といったオプションが用意されています。
機器を高齢者に持たせることで位置確認するタイプの安否確認サービスでは、どうしても「徘徊時に機器を持っていなかった」「バッテリーが切れていて位置確認できない」などといった問題が付きまといます。
これらの問題を解決するうえで効果的と思われる各種オプションサービス。
介護事業の最前線で活躍する『やさしい手』ならではの、かゆいところに手が届くサービスだといえるでしょう。
利用料金は初期費用が5000円と月額費用が1800円。オプションの料金は、コールセンターによる位置検索サービスが1回200円、充電残量お知らせサービスが月額200円、GPS内蔵可能な専用シューズの提供が1足7000円となっています。
今回紹介した『やさしい手』では『いまどこちゃんサービス』以外にも、『徘徊みまもり太郎』といったセンサー見守り機器や、介護ベッド・車椅子といった各種福祉用品のレンタル・販売を行っています。
介護の最前線で働くプロたちが選んだこれらの商品。たくさんの実践的で便利な製品・サービスが並んでいます。
今後は『やさしい手』が、介護業界におけるセレクトショップのような役割を担っていくのかもしれません。
今後の展開に期待大ですね。