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介護職にも外国人の力を。みんなで支える高齢者社会。

近年、田舎にも外国人の就労者が増えてきたように感じます。
私の勤務地付近にあるコンビニにもアジア圏の人が働いています。
イントネーションでわかるくらいで、仕事はとても丁寧です。
スーパーのレジや飲食店等でも外国人の方が働いているのを、よく見かけるようになりました。
私が見る彼らの仕事ぶりには、一生懸命さが見え、「私は初心を忘れていたかも知れない。見習わなければ」という気分になります。

外国人のマンパワーが日本経済を支える力の一部になりつつある中で、あまりみないのが介護の世界ではないでしょうか。

なぜ介護職での外国人が少ないのでしょうか。

 

言葉の問題。日本語は難しい。

言葉が通じない私は日本で生まれ日本で育った生粋の日本人で、日本語以外を話すことができません。
そんな私ですら日本語は難しいと感じます。
話す相手によっては、通常話す言葉と丁寧語で使い分ける必要があります。
また類似語も多くあるため、覚える言葉の数は多くなります。

和製英語のように、英語のようで英語では無い。もしくは、本来の外国語とはニュアンスが違う言葉もあるため、会話できるようになったと思っていても、
知らない言葉が次々と出てくるのではないでしょうか。

介護職になると、話をする相手が高齢の方々になるため、発音も若い人達より聞き取りにくいかもしれません。
祖母の介護を行った事がありますが、身内の私ですら聞き取りにくい言葉があったので、言葉を聞き取るのに難しさを感じるのではないでしょうか。

介護職に就くには、話し言葉を覚えるだけでダメです。
引き継ぎの際に、文章にして残す必要があります。また、気になる点などは介護職員全員で情報を共有する必要があるため、読み書きが必須となってきます。
書き言葉には 【平仮名】【カタカナ】【漢字】 の3種類があります。
漢字には音読み、訓読みがあるため同じ漢字でも使い方によって読み方が変わってくるのです。

外国の方によって、この言葉問題はとても高いハードルだと思います。

 

文化の違いによる戸惑い

日本には四季があります。
この四季に合わせて様々な行事があります。
お正月やひな祭り、端午の節句にお盆、お月見にクリスマス...
私は日本人はイベント好きの民族だと思います。
このイベント好きは若者だけでなく高齢の方も同じようで、介護施設でも、様々なイベントが行われています。
特に高齢になるとイベントは非日常的な事なので、とても楽しみにしているようです。
しかし、仏教、神道、キリスト教等、様々な宗教のイベントを行うため、他国の方々には理解しづらい面があるようです。
他宗教のイベントを行う事に抵抗を感じる事もあるでしょう。
このイベントに関する擦り合せも問題の一つではないでしょうか。

 

外国人が介護職に就くための対策とは

現在介護職の人手不足問題は深刻です。介護職の資格があれば、国は問わず雇いたいと思ってしまうでしょう。
成長を見守りながら、時間をかけて育てる事ができればいいのですが、実際問題として人員不足から即戦力を求めてしまいがちです。
このため、上記であげた問題点などが浮き彫りになりやすいようです。

しかしこれは国の違いの問題だけではなく、本人のスキルを見極める事で対策が取れるのではないでしょうか。

スキルによっては、慣れるまではアルバイトやパートで働いてもらい、一人で仕事を任せられるようになった時点で正社員として
働いてもらう等、その施設によって独自の取り組みが必要になってくるのだと思います。

介護する外国人スタッフ外国の方は、大家族で育っている人も多く、高齢者を敬い接する事ができる人が多くいます。
実際にホームで外国の方を雇っているところでは、「言葉は難しいみたいだけど、高齢者の人と笑顔で話していて、介助される人達との関係はとても良好です。
外国の方が働きやすい対策を考えていきたい。」と意欲的な面を見せるところも少なくないようです。

このように介護の世界にも、外国人のマンパワーが広がるのは遠くないかもしれません。
自分が介護される時に戸惑わないように、他国の情報や文化を調べてみるのもいいかもしれませんよ。

公開日:2016年7月14日  カテゴリー: | 関連キーワード: ,

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