見守りサービスとライフサポートは相性バツグン

見守りサービスに取り組まれる際、ぜひセットで取り組んで欲しいビジネスがあります。

それがライフサポートビジネスです。

なぜライフサポートの立上げなのか?

ガッツポーズをする部長ライフサポートというのは、前号でも書きましたが、住まいの修理・修繕、ハウスクリーニングなどを含む便利サービスのことをいいます。

シニアホームケアビジネスは、見守りサービスを中心として、シニアの自宅での生活に快適であんしんできるサービスを複合的に提供していくことを目指します。

そのなかで、ライフサポートと見守りサービスはとても相性がいい組み合わせであると考えられます。

では、その相性がいいポイントは何なのか?

それらを次の4つとして挙げていきたいと思います。

ライフサポートに取り組むメリット

1.シニア層からのニーズが固く見込めるため、新規集客につながりやすい(取り組み成功事例あり)

2.ライフサポートにしっかりと対応することで、シニア客との信頼関係を構築することができる

3.既存スタッフの活用が可能であり、人員体制としても早期立ち上げを図ることができる

4.ライフサポートによる新規集客、リピート化で信頼感を高め、見守りサービスへと誘導が可能となる

これらに加えて、最近わたしが介護サービスに従事される管理者、ケアマネージャーさんや、ヘルパーさんなどに見守りサービスを紹介したときに、このライフサポートとセットでお話しすると、とても共感してもらえたこともご紹介しておきたいと思います。

介護スタッフからも見守り+ライフサポートは大歓迎

介護サービスに従事されるスタッフさんも見守りサービスの必要性は大いに感じてもらうことができます。

というのも、訪問介護などを考えた場合、当然のことながら常につきっきりでケアができるわけではありません。在宅で介護を受けられる比較的軽度な方でも、持病をもっていたり、何かのときにヘルプを発することができるような見守り連絡システムはとてもありがたいということは想像に難くないと思います。

さらに、定期的に訪問してくれることで、また訪問時に住まいや生活のよろず相談を受けてくれること。ライフサポートが細かくメニュー化されていて、困ったことが相談できることはとても助かると、多くの方が口にしていました。

ヘルパーさんが訪問したときに、同じようによろず相談を受けることは多くあるそうです。しかし、お掃除などの生活援助の場合は、介護保険の対象とならなければ、自費サービスとして別途で対応することになる。

ましてや、修理・修繕など技術的なことはヘルパーさんでは対応することができず、どうしようもないので担当のケアマネージャーさんに報告することとなる。ケアマネさんもどうしようもなく、結局「宙ぶらりん」となってしまうことも多々あるそうです。

そんななかで、修理・修繕やお掃除などライフサポートサービスを専門にやってくれるところがある。対応できるメニューも明確になっていて、どこに連絡すればいいかもハッキリしている。「こんなにありがたいことはない。」という反応でした。

見守りサービスを提供している会社が、住まいや生活のよろず相談に対応するライフサポートも提供している。これは本当に相性バツグンのベストマッチといえると思います。

ぜひみなさんで見守り+ライフサポートを立ち上げていきましょう。

※この記事は株式会社船井総合研究所の協力のもと、同社発行の「シニアホームケアジャーナル」を一部改訂してお届けしています。

公開日:2016年1月15日  カテゴリー:
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