家事代行、勝ち残りのポイント

%e5%ae%b6%e4%ba%8b%e4%bb%a3%e8%a1%8c_%e6%b4%97%e6%bf%af 以前、日経MJで日本経済新聞社がまとめた「第32回サービス業総合調査」の結果が掲載されていました。
 全体を見ると、住宅リフォーム業界を含む多くのサービス業界が2013年、2014年ともにプラスの伸び率を維持できています。その中で、ひと際プラスの伸び率が目立っているのが、「家事支援」です。
 今まではまだまだ家事代行としての認知度も低く、主には首都圏を中心に広がりを見せてきただけでしたが今や「家事支援」という1つのカテゴリーを形成するまでに大きくなってきました。
 家事支援は確かに、初期投資費用も低く、参入障壁も低い。そのため、だれでもすぐに始められることが大きな特徴です。
 しかし、現状は既存ビジネスの片手間で家事代行をおこない、しっかりと利益を出せる体制を構築できていない会社様が多く見受けられるように思います。
 今回は、今後もますます新規参入が進むであろう家事代行ビジネスでの勝ち残りのポイントをご紹介します。

 

家事代行、勝ち残りのポイント

 ポイントとしては、大きく2つ存在します。1つ目は集客のための「メニュー化」、2つ目は「定期プランへ誘導する仕組み」です。今回はこの中でも前者の「メニュー化」のポイントをご紹介します。

 

メニュー化のポイント

%e5%ae%b6%e4%ba%8b%e4%bb%a3%e8%a1%8c_%e6%8e%83%e9%99%a4 ポイントは「できることの見える化」です。
 ご存知の通り「家事を代行してほしい」というニーズは確かにあります。しかし、多くの顧客は「でも、2時間で何をしてくれるの」と思っており、サービスの内容が伝わっていないケースがよくあります。
 そのため、細かく「アイロンかけ30分1980円」や「買い物代行60分4980円」などというようにメニュー、サービス時間、価格を決めていく必要があります。
 その際、「うちは1時間あたり3000円だから、何でも30分なら1500円、60分なら3000円」としない方がよいでしょう。
 実はこのような時間当たり単価でサービスを実施してしまうとお客様自体も家事代行の料金体系は時間と連動するのだと思ってしまいます。これでは、どれだけよいサービスを提供しても利益構造は改善されません。単純な肉体労働になってしまいます。
 そうならないためにも、あえて価格は時間で決めるのではなく、家事の難易度で決定するのがよいでしょう。

 あともう1つ重要なのが、パック商品を作ることです。キッチン丸ごとパックとして「レンジフード、魚焼きグリル、作業台、排水口、シンク、窓、天井、床で、12000円」などとまとめてお得なパックを作ることで、客単価アップにもつなげることが可能です
 このように「家事代行1時間3000円」とするだけでなく、手間をかけて細かくメニュー化することで必ず家事代行でも集客でき、しっかりと単価も取ることができます。
 見守りサービスにおきましても、訪問サービスを回数を増やせないかとお問い合わせをいただくことがございます。このため、様々なご要望を考慮してオプション設定を考えておくと、よりお客様のご要望に応えることができるのではないでしょうか。
 具体的な設定を考えて、メニュー作りを考えてみてはいかがでしょうか。

公開日:2016年11月1日  カテゴリー:
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