原理原則に従おう

仕事をするビジネスマン株式会社船井総合研究所の創業者である舩井幸雄が2014年1月19日の22時01分、81歳で亡くなりました。
多くの影響を受けた者の一人として本当に残念でなりません。

生前、船井幸雄が言っていたのは「原理原則に従った経営を行う」ということです。
では原理原則とはいったい何なのでしょうか? それは、

  • 時流適応する
  • 力相応一番主義

ということです。

「時流適応」とはその言葉通り、時流に沿った経営をするということです。

今、皆さんが取り組んでいる「見守りビジネス」は、間違いなく時流に適応していると考えて良いでしょう。

時流とは言い換えると「国家的課題」と言っても良いでしょう。

高齢化社会、地方の過疎化、エネルギー問題など、次々と起こる国家的課題は解決し続けていかなければなりません。

つまり、一時的なブームではなく、時流であり続けるのです。見守りは間違いなく時流です。

次に、「力相応一番主義」です。

一番になれるのは一番になった人ただ一人ですが、総合一番を目指していくのではなく、視点を変えれば力相応で一番になれる分野が残っているのだから、そこで一番になりましょう。ということです。

見守りビジネスでも本業でも構いませんが、全国で一番になっている方は読者の方の中にはいないでしょう。

しかし、大阪府内なら、○○市内なら、一番になれるかもしれません。

見守りビジネスではなく、ライフサポートビジネスなら一番かもしれません。

さらに視点を変えていくと、価格で一番、電話対応で一番、スピード対応が一番、笑顔が一番、、、いろいろな分野で一番を目指せます。

いずれにせよ、お客様は一番の店に集まります。今は小さな分野・範囲でも構いません。とにかく何かで一番になる必要があるのです。

さて、振り返ってみて、皆さんは見守りビジネスやライフサポートビジネスで一番を取れているでしょうか?

見守りビジネスは地域業者ではまだ始まったばかりのビジネスで、目立った競合も少なく、十分にチャンスがあります。

ライフサポートも競合は個人事業が多いです。

だからこそ今からでも一番を取れる可能性が十分にあります。

研究会の例会で学んでいただいていることを活かして、特にライフサポートの販促は早急に実行に移して行っていただきたいと思います。

例会の講座でも申し上げましたが、「成功と失敗は紙一重だが、するかしないかは雲泥の差がある」と思います。ぜひ実行していきましょう!

船井幸雄は「マーケティングとは一番となれる『ヒト・モノ・場所』を探すことである」とも言いました。

一番となれる人財作り、一番となれる商品作り、一番となれるポジショニング取り(立地だけでなく、立位置も)が大事なのです。

他社に一番を取られる前に、今のうちに「力相応」に「一番」になりましょう!

そして皆様が一番になるそのお手伝いをして成功していただくことが創業者への我々社員からの最大の弔いではないか、と思っております。より一層研究会を盛り上げていこうと思っております。

今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。

※この記事は株式会社船井総合研究所の協力のもと、同社発行の「シニアホームケアジャーナル」を一部改訂してお届けしています。

公開日:2016年1月26日  カテゴリー:
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