今回は、ミマモリサービスの毎月のサービス利用料の回収方法について取り上げたいと思います。
シニアホームケアビジネスでは、このサービス利用料の回収を自動化することを提案しています。もっとも避けたいのは、毎月利用料をスタッフが集金に回ること。
おわかりだと思いますが、スタッフが集金に回ることによって、
◆集金の手間・コストがかかる
◆毎月集金とすると払ってもらえない未回収のリスクが高まる
◆スタッフが現金を扱うことにより無用なトラブルが生じる
などの懸念があります。
そうしたことを避けるためにも、自動回収の仕組みを取り入れていきたいところであり、シニアホームケアビジネスでは、①銀行口座引き落とし、②クレジットカード、のいずれか(できれば両方)の回収方法を準備していただきたいと考えています。
毎月の利用料をお客さまの銀行口座から自動で引き落としをする回収方法です。
この銀行口座引き落としを行うために、集金代行会社の活用をご提案しています。
会社さんによっては、地域の金融機関さんとの関係で、そこの回収スキームを利用するというケースもあるとは思います。
金融機関さんの回収スキームで利用できる口座がある程度の範囲をカバーできるのであれば問題はありません。ただし、例えばそこの銀行口座しか使えない、グループの地域金融機関の口座しか使えないという場合は注意が必要です。
ミマモリサービスを利用されるお客さまはどこの口座をもっているか、特定することはできません。ある方はメガバンクの口座かもしれないし、地方銀行の口座かもしれない。あるいは、ゆうちょ銀行の場合もありますし、信用金庫やJAバンクの場合もあるでしょう。
サービスの利用を考えている方に対して、あらたに指定の金融機関の口座を開設してくださいというのは、非常にハードルが上がってしまうことになりますので、できるだけ、
「どこの金融機関の口座でもいいですよ。」
というカタチにしておくことが望ましいといえるでしょう。
今回活用する集金代行サービスの場合は、都銀、地銀、信用金庫、ゆうちょ銀行、JAバンク・・・ほとんど全ての金融機関に対応が可能です。
クレジットカードとして、VISA、JCB、MASTER、DINERS、AMEXの各種カードによる決済が可能です。
通常、クレジットカード決済の場合はカードを端末に通し、端末が通信を行うことで与信確認を行い、代金決済が行われます。原則としては、支払いの都度この与信確認を行うことが基本なのですが、今回の回収モデルでは初回に与信確認を行っておけば自動で毎月の与信確認の更新を行うようなスキームを構築しています。
クレジットカードによる支払いは、高齢者ご本人というよりも、ご家族からの依頼の場合に利用が増えることが想定されます。毎月の支払いによってポイントが積算されたり、マイルが貯まったりといった、クレジットカードのメリットを利用したいとお考えになる方は多いでしょう。
※この記事は株式会社船井総合研究所の協力のもと、同社発行の「シニアホームケアジャーナル」を一部改訂してお届けしています。