高齢者ライフサポートセミナーが開催されると多くの参加申し込みがあり、高齢者ビジネスへの関心が非常に高まっていることが分かります。
そして、参加者名簿を見てみると建築・リフォーム・介護サービス関連以外の企業様から多くの申し込みがあり、業界を問わずして今後の高齢者ビジネスに注目されていることが分かりました。
では、具体的に高齢者ビジネスの何に関心を持っているのか、非常に気になるところです。
事前アンケートの一部と、電話でお聞きした声をざっくりとまとめましたのでご紹介します。
・参加者が期待すること
①高齢者ビジネスに関心はあるが、具体的にどのように参入したらいいのか知りたい。
②参入した場合におこる人財確保の解決策を知りたい。
③新規事業として高齢者ビジネスを立ち上げたい。
参加者が期待することから分かるとおり、高齢者ビジネスに関心があり、前向きな意見が多いことが分かりました。
高齢者ビジネスは、これから確実に伸びる市場です。
そして、70代・80代のご両親をもつ50代・60代の方はこれからますます増え続け、業界全体の活性化が期待できます。さらに、高齢者ビジネスを展開することで既存のビジネスの成長も考えることができ、可能性がいくらでもあるといえます。
現在、見守りサービスの認知度は決して高いとはいえません。しかしながら、見守りサービスを展開したい!そういった企業様が増えれば増えるほど、高齢者の方々が安心して暮らせる世の中になり、見守りサービスが高齢者にとって、なくてはならないものになるのではないでしょうか。
企業の発展のため、そして見守りサービスを必要としている高齢者、そのご家族のために、ますます注目する必要があるビジネスかと思います。
先日、「高齢者向け住宅・施設経営セミナー」に参加してきました。セミナー対象者としてはサービス付き高齢者向け住宅の運営をしている方、また運営を検討している方向けになっておりました。
セミナー内容は、「高齢者のニーズに合わせたサービス付き高齢者向け住宅を運営しましょう。」といったものでした。では、「高齢者のニーズや不安、期待していることは何なのか」、そして、「どんな想いで運営しているのか」をお伝えします。
・高齢者のニーズ
①退院後の自宅生活が心配な方。
②体調不良で独居生活に不安をもつ方。
③安心の生活環境で心身をリフレッシュしたい方。
そして、想いとしては「すべての高齢者が安心して暮らせる」、このコンセプトを元に運営しているとのことでした。
これらから分かる事は、サービス付き高齢者向け住宅を必要としている高齢者と見守りサービスを必要としている高齢者のニーズは似ており、サービスを提供する側の想いは一致していることです。
実際に行っているサービスについていくつか挙げてみます。
「服薬支援サービス」「洗濯」「掃除」「食事介助」「日常消耗品の販売」などを行っているそうです。
特に薬を管理し、服用直前に本人にお渡しする「服薬支援サービス」は人気とのことでした。
細かいサービスは異なりますが、「高齢者が安心して暮らせる世の中」この想いは必要不可欠ですね。