最近、保険代理店が窓口ビジネスを展開しているのはご存知のことでしょう。
「そんなに保険を見直す人がいるのだろうか?」「どういうビジネスモデルなのだろう?」「見守りビジネスと関連性はあるかな?」など色々とお考えの方がいらっしゃると思います。
生命保険を右の図で分かり安く説明しています。
生命保険は「主契約」とオプションの「特約」で構成されています。従来型では、終身+定期特約+医療特約がセットになったものが多く契約されています。特に団塊世代が契約したものは従来型です。
この場合、特約の自動更新により、保険料が跳ね上がったり、そもそも特約が無くなったりするものが多く、それに合わせて見直しを勧める、というものです。
見直しにより、それぞれの部分(終身・定期・医療)のベストなものを選択・提案し、かけ替えにより生命保険会社から手数料収入を得る、というものが、保険代理店の窓口ビジネスのモデルです。
だからこそ特約の上限であることが多い、65歳や保険料の高額化に負担を感じる加入者(エンドユーザー)たターゲットになります。
高齢者を特化した生命保険もあり(CMでよく見かけますよね)、それを専門に扱っている代理店もあるそうです。まさに見守りビジネスと世代的にはマッチします。
保険代理店は、手数料収入が中心のため保険を継続してもらうことが重要です。自らが行うことはなくとも、定期訪問して関係を強化できる業者は非常に重宝しますので、タイアップの可能性も高いです。
また、保険の窓口ビジネスは税理士やFP(ファイナンシャルプランナー)の方々が主にされています。彼らの一番の狙いは相続相談です。
亡くなったときの相続手続きを行うことはもちろん、生前に相続対策相談業務を受けることは、生命保険の手数料収入に比べ、非常に大きい額になります。だからこそ彼らはそこを狙いたいのです。
亡くなってから生命保険金の請求があって初めて相続を知るのではなく、生前の元気なうちに相続対策から相談を受けたい、かつ、お亡くなりになったことを早い段階で知ることは、彼らにとって重要なことなのです。
その点を鑑みても、定期訪問を行う見守りビジネスは高齢者向けに保険見直しを行う代理店とタイアップの可能性が高いと思われます。
今後、窓口で見直しとセット販売してもらうなど、タイアップの可能性を探っていきたいと思います。